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    ('A`)はライ麦畑でつかまえないようです<後編>
    ('A`)はライ麦畑でつかまえないようです<前編> 
    ('A`)はライ麦畑でつかまえないようです<後編> ←今ココ




    84 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 17:59:19.64 ID:M0BI5SzD0
     内藤ホライゾンは、探偵帽を頭に被り口にパイプを咥える
    ステレオタイプな格好をしていた。
    ホームズを意識しているのだろうが、
    そのコートは明らかにコロンボを模したもので、整合性が取れていない。

     それが『名探偵ブーン』の服装だった。

    ( ^ω^)「いやーまいった。外はひどい吹雪ですお。
          すみませんが、しばらくここにいさせてもらえませんかお?」

     僕は反射的に窓の外に目をやった。
    相変わらず、雪さえ降っていない。
    そもそも、この季節に吹雪になることなどありえないのだ。

     そのまま誰も反応できずにいると、ツンが飛び出すように口を開いた。

    ξ゚⊿゚)ξ「ブーン! あんた、こんなところで何してんのよ」

    ( ^ω^)「ツンかお。いや、僕はただ散歩をしていただけで、
          吹雪いてきたから避難したんだお」

    ξ゚⊿゚)ξ「なにそれ、馬鹿じゃないの。
          もう、しょうがないから天候が安定するまでここにいなさい。
          この人たちはあたしの友達だから、
          失礼したら承知しないわよ」

     内藤ホライゾンは僕たちをぐるりと見渡すと、
    よろしくお願いしますお、とおじぎをした。


    87 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:00:15.60 ID:Wa/l35qC0
    なんと安い演技


    88 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:01:21.09 ID:M0BI5SzD0
     僕たちは戸惑いながらも内藤ホライゾンに挨拶を返した。
    山荘の中は暖房が効いていて十分温かいにもかかわらず、
    彼はコロンボ風のコートを脱ごうとしない。
    ホームズ風の帽子も脱がず、左手にパイプをくゆらせている。

    ('A`)「煙草が吸いたいな」

     パイプを吸う内藤ホライゾンを見、僕は思った。
    右手が無意識にジャケットの内ポケットへと伸びるかけるが、
    そこに何も入っていないことはわかりきっている。

     大きくひとつ息を吐くと、内藤ホライゾンと目が合った。
    彼は僕に歩み寄り、右手を出して握手を求めてきた。

    ('A`)「よろしく。ドクオです」

     僕はそう言い、内藤ホライゾンの手を握った。
    彼の手はふっくらと温かい。
    内藤ホライゾンは僕の目を見ながら、にっこりと微笑んだ。

    ( ^ω^)「ドクオさんは、バイニンですお?」

    ('A`)「は?」


    91 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:03:32.39 ID:M0BI5SzD0
     この男は何を言っているんだ。
    僕はまずそう思った。
    続いて『バイニン』が『売人』へと脳内変換される。

    ('A`)「僕は、麻薬に関わったことなんかない」

     僕は単純にそう思った。
    違う、と否定しようとしていると、
    内藤ホライゾン越しにツンが僕を睨みつけているのに気がついた。

    ξ゚⊿゚)ξ「あんた、わかってんでしょうね」

     彼女の目は僕にそう言っている。
    これは本格ミステリだったな、と僕は思い出した。

     内藤ホライゾンは、なかなか返事をしない僕を
    不思議そうに見つめている。
    ひょっとしたら、返事をするまで、僕は手を離してもらえないのかもしれない。

    ('A`)「……そうですよ。しかし、何故それを?」

     僕がそう訊くと、内藤ホライゾンは満足そうに大きく頷き、
    僕の手首を掴んで右手を開かせた。

    ( ^ω^)「この中指の麻雀ダコ、そして指輪。
          それほど難しい推理ではありませんお」

     そっちのバイニンかよ、と僕は思った。
    麻雀放浪記的な発想だ。


    93 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:06:16.06 ID:M0BI5SzD0
     確かに僕の中指には麻雀ダコができている。
    真面目な学生たちの中指に作られているべき場所から
    1センチほど回り込むと、麻雀ダコに到達する。

     そして、僕の中指には指輪が光っている。
    この指輪を買った当時、僕はまだ麻雀狂いで、
    麻雀小説で指輪を嵌めたイカサマ職人の話を読んでいたので
    本当に可能なのかと買ってみたのだ。

     結果は悲惨なものだった。
    麻雀牌は僕の予想以上に重く、またツルツルとしていて、
    とてもじゃないが挟んで持ち上げたりはできなかった。

     その後僕は演劇と出会い、麻雀からは足を洗うわけだけれど、
    まさかこのような取り上げられ方をするとは思わなかった。

     僕の設定は、プロの麻雀打ちというわけだ。

     僕の雀力はプロレベルには程遠いものだけれど、
    どちらかというと演じやすいものであるように思われた。
    ハローなんか、日本語が喋れないのに通訳にされてしまったのだ。

    ('A`)「しかし、めちゃくちゃだな」

     そう呟くと、僕はまた煙草が吸いたくなった。
    ショボンと握手を交わした内藤ホライゾンが、改めて名を訊かれている。

    ( ^ω^)「僕はブーン。探偵ですお!」

     彼はそう言っていた。


    95 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:08:11.85 ID:M0BI5SzD0
     部屋割りを決めよう、という話になった。

    (´・ω・`)「吹雪は当分止みそうにないからね。
         僕たちは、何日間かここに留まることになるかもしれない。
         夜になってからゴタゴタするよりも、
         今のうちに決めておいた方が良いんじゃないかな」

     ショボンがそんなことを言ったからだ。
    当然、僕たちの中に反対する者はいなかった。

     どこからか、ツンが山荘の見取り図のようなものを持ってきた。

    ξ゚⊿゚)ξ「部屋は人数分あるわ。
          本来あんたみたいなやつに部屋を貸す筋合いはないんだから、
          皆の寛大さに感謝しなさいよね」

     ツンは内藤ホライゾンを睨み、そう言った。
    部屋の数は7つで、ちょうど人数分ということになる。

    ( ・∀・)「1部屋だけ、少し離れたところにあるんだな」

     見取り図を覗き込んだモララーはそう言った。
    そうね、とツンが頷く。
    その瞬間、この部屋に入った者が1人目の被害者になるな、と僕は感じた。

    ξ゚⊿゚)ξ「うーん、どうやって決めよっか」

     希望ある人いる、とツンが皆を見回しながら訊く。
    声を上げる者はいなかった。


    97 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:10:34.88 ID:M0BI5SzD0
     僕は素早くクーの表情を伺った。
    彼女は部屋割りの重要性に気づいていないのか、
    手持ち無沙汰に窓の外を眺めている。

    ('A`)「変な知恵をつけさせるんじゃなかったかな」

     僕は小さく舌打ちをした。
    クーの頭の中には、いかに車で死ぬ展開にもっていこうかと
    いうことしかなくなってしまっているのだろう。

     クーは僕の視線に気づかない。
    声を上げて知らせるわけにもいかず、僕は歯がゆい思いをした。

    (´・ω・`)「じゃ、早い者勝ちで良いんじゃないかな。
         部屋の設備に違いはあるの?」

     ないわ、とツンが答える。
    モララーが素早く見取り図を指さした。

    ( ・∀・)「それなら俺はここにしよう。
          なかなか眺めが良さそうだ」

     その指の先にあるのは、離れた部屋ではなかった。

     それを皮切りに、次々と泊まる部屋が決められていく。
    僕は祈るような気持ちで成り行きを見守ったが、
    離れた部屋を選択したのはハローだった。


    99 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:12:35.56 ID:M0BI5SzD0
     見取り図では通路を一本隔てた程度の離れ方だったのだが、
    実際見てみると、ハローの部屋は
    僕たちの部屋からずいぶんと遠いところに位置していた。

    ハハ ロ -ロ)ハ「See you later, Dokuo.」

     じゃあまたね、と別れ際にハローは言った。
    自分が1人目の被害者になるであろうことに気づいていないのか、
    彼女の足取りや口調に動揺は見られない。

     僕は彼女に小さく手を振った。
    殺されるタイミングによっては、
    僕は二度と彼女の顔を見られなくなるかもしれない。

     それは少し寂しいな、と僕は思った。

     僕は自分にあてがわれた部屋に入ると、
    ベッドに腰掛け、大きくひとつ息を吐いた。

     そして、再び煙草が吸いたくなった。
    クーのことを思い出したからだ。

     じゃあまたな、と僕はあの時も言われたのだ。

    ('A`)「クーに言われたのは日本語だったけどな」

     僕の部屋の窓からは、駐車場が見えていた。


    101 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:14:12.52 ID:M0BI5SzD0
     モララーは才能に溢れる独善的な人間だった。

     モララーにとっての演劇は、自分の才能を誇示し、目立つためのものである。
    そのため、自分が主役でなければ
    著しくモチベーションが下がるという欠点が彼にはあった。

     僕は再三その欠点を直せと彼に言った。
    しかし、そのすべては徒労に終わった。
    僕たちの劇団を成り立たせていたものは僕とモララー、ショボンの力量であり、
    その内2人が仲違いした以上、劇団の解散は必然的なものだったのだろう。

     僕たちの仲違いの直接的な原因は、クーを巡っての三角関係にあった。

     モララーはとても頭が良く、また、
    欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れようとする種類の人間である。
    そんなモララーにクーを狙われた時点で、
    僕たちの別れは、劇団の解散と同様、必然的なものとなったのかもしれない。

     巧妙な情報操作によって、僕は浮気の事実を作り上げられた。
    そのことについて僕がクーに弁明することはなく、
    ほどなく僕は、クーに別れを告げられることとなる。

    川 ゚ -゚)「何か言ったらどうなんだ。
         それとも、何も言えないだけなのか?」

     クーに詰め寄られた僕は、しかし何も言わなかった。
    面倒くさくなってしまったのだ。
    何を言っても無駄な気がしたし、何かを言う自分というものを想像すると、
    それはとても間抜けなように思われた。


    103 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:16:17.73 ID:M0BI5SzD0
     クーと別れた僕は部屋を掃除し、
    リセットされた部屋で煙草を一本ゆっくりと吸った。
    不思議なことに、そのとき
    クーに対する怒りやモララーに対する憤りはほとんど生じはしなかった。

     稽古や舞台で顔を合わせる頻度は変わらなかったが、
    僕が自分からクーに話しかけることはなくなった。

     ある日、本屋で立ち読みをしていると、背後から声をかけられた。
    振り向くと、そこにはクーが立っていた。
    読んでいたハードカバーを棚に戻し、僕は彼女に挨拶をした。

    川 ゚ -゚)「ずっとドクオに謝りたかった」

     クーは僕にそう言った。
    周りの人が、何事かと僕たちに注目する。
    本屋を出るよう彼女を促し、
    僕たちは街を歩きながら話すことにした。

     クーは本屋の向かいに建っているコーヒーショップに入ろうと
    言ったのだが、僕はそれを断った。
    断ってから気づいたのだけれど、
    僕がクーからの申し出を断ったのは、これがはじめてのことだった。


    105 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:18:46.52 ID:M0BI5SzD0
     君の浮気はわたしの誤解だった、とクーは僕に謝った。

    川 ゚ -゚)「申し訳ない。今思えば、わたしは軽率な行動をとってしまった」

     僕は何も言わずに頷くと、クーと並んでしばらく歩いた。

     やがて公園が見えてきた。
    そこには人の姿が見当たらなかったため、僕はベンチに座ることにした。

     僕は胸ポケットから煙草の箱をライターと一緒に取り出すと、
    1本の煙草を咥えて丁寧に火をつけた。
    肺を煙草の煙で満たし、僕は大きくひとつ息を吐いた。

     クーは、何も言わない僕を、立ったままで見つめている。

    ('A`)「なんだよ。僕は別に怒ってないぜ」

     僕は少し笑ってそう言った。
    それにつられたのか、クーの口の端がわずかに歪む。
    とても笑顔とは言えない表情で、クーはかすかに首を振った。

    川 ゚ -゚)「わたしは今、どうすれば良いのかわからないんだ」

     なんでだよ、と僕は言った。

    ('A`)「お前は、お前の好きにすれば良いじゃあないか」


    110 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:20:57.72 ID:M0BI5SzD0
     クーは大きくひとつ息を吐き、その場に座り込んで僕を見上げた。

    川 ゚ -゚)「それならこう言い換えよう。
         わたしは今、自分がどうしたいのかがわからない。
         様々な選択肢がわたしの前に転がっているのはわかっているが、
         そのどれを選んでも後悔する気がするんだ」

     なるほどね、と僕は頷く。

    ('A`)「でもさ、そういう相談を当事者である僕にするのは、
       ちょっとズルいんじゃあないか?」

     ズボンのベルト留めに引っ掛けている携帯灰皿で
    煙草の火をもみ消しながら、僕はクーにそう言った。
    そうかもしれない、とクーは小さく笑った。

    川 ゚ -゚)「しかし、わたしは元々ズルいんだ。
         だからこの相談は取り下げないよ。
         わたしはどうするべきだと思う?」

    ('A`)「そうだな。もちろん僕は、
       クーは今すぐこの胸に飛び込んでくるべきだと思っている。
       でも、クーがそういうことをできない人間だということもわかっているよ」

     それは答えになってない、とクーは首を横に振る。
    そうだね、と僕は言った。


    114 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:23:10.82 ID:M0BI5SzD0
    ('A`)「結局のところ、なるようにしかならないんじゃあないかな。
       そのときの気分次第で決めてしまえば良いんだと思う。
       僕はその選択に文句をつけることはしないよ」

     つもりとしてはね、と僕は言った。

    川 ゚ -゚)「このような相談にそういう答え方をするのは、
         とてもズルいとわたしは思う」

    ('A`)「うん。僕は、元々ズルいんだ」

     僕はそう言い、小さく笑った。

     おそらく僕は、このとき強引にクーを抱きしめてやれば良かったのだろう。
    彼女も、少なくとも心の一部では、そのような展開を期待していた筈である。

     しかし、僕はそうした行動を取れない種類の人間だった。
    そのことは僕が一番良く知っている。

     そのことを二番目に良く知っているのかもしれないクーは、
    大きくひとつ息を吐き、立ち上がって尻に付着した砂を払った。

    川 ゚ -゚)「わたしたちは似ているな。
         取るべき行動を知っていて、それでも思うように取ることができない。
         がむしゃらというのが苦手なんだな」

     そうかもしれない、と僕は目を閉じ頷いた。


    117 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:25:07.26 ID:M0BI5SzD0
     もう行くよ、とクーは言った。
    僕はそれに頷いた。

    ('A`)「決めたら、教えてくれ」

    川 ゚ -゚)「わかった」

     行きかけるクーを、しかし僕は呼び止めた。

    ('A`)「やっぱり言い直そう。
       僕のところに戻ってくることがあるのなら、そのときは僕に教えてくれ」

     クーは苦笑いを浮かべ、小さく頷いた。
    再び彼女は歩きだし、思い出したようにこちらに振り向く。

    川 ゚ -゚)「ドクオはそれで満足なのか?」

     どうだろう、と僕は肩をすくめる。

    ('A`)「僕はクーのことが好きだから、
       きっと、何をされても嫌いにはなれない。
       だから、クーは好きにすれば良いんだ。
       僕にとって何が悲劇かというと、それは、
       クーが自分の意志以外の理由で僕の傍にいることだ」

     僕たちは、そのまましばらく見つめ合っていた。
    やがてクーは諦めたように小さく笑みを浮かべると、
    じゃあまたな、と僕に言った。

     クーが去った後も僕はベンチに腰掛け、そこで何本かの煙草を吸った。


    119 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:27:02.61 ID:M0BI5SzD0
     僕の部屋の窓からは、駐車場が見えている。
    僕を現実に引き戻したのは女の人の悲鳴だった。

     僕には聞き覚えのない種類の声だった。
    つまり、クーのものではない。
    英語圏の人の発するものには聞こえなかったので、
    ハローのものでもないのだろう。

     ツンのものということだ。僕は最初の殺人を予感した。

     部屋から出て辺りを伺うと、僕の他全員が既に廊下に集まっていた。
    ツンが地べたに座り込んでいる。

    (´・ω・`)「どうしたんだ?」

     ショボンが声をかけるが、ツンは小刻みに震えるばかりで答えられない。
    彼女にできるのは指さすことくらいで、その先には、
    ずいぶん離れたところにハローの部屋に通じるドアが開かれていた。

     あまりに離れているので、その中の様子は僕たちにはわからない。

    ( ・∀・)「……いや、遠いよ」

     モララーが呟くようにそう言った。
    ツンはモララーを睨みつける。

    ξ#゚⊿゚)ξ「一回あそこで悲鳴をあげたんだけど、
           誰も出てきてくれなかったのよ」

     ま、遠いからな、とドアを眺めながら僕は思った。


    121 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:30:11.20 ID:M0BI5SzD0
     やり直そうか、という話になった。
    あまりに間抜けな場面になってしまったからである。
    撮影の中断はないと言っていたけれど、
    放送時に編集することは可能なはずだ。

     ツンをドアの前まで移動させ、
    僕たちはそれぞれの部屋の前あたりまで戻ることにした。

     やがてツンの悲鳴が上がる。
    さっき現場に出てきた順番で、僕たちはツンのところへ顔を出した。
    僕は当然最後となる。

     僕が人の輪に加わると、
    厳しい表情でこちらを見ている内藤ホライゾンと目が合った。

     床に座り込んでいるツンに、ショボンがやさしく声をかける。

    (´・ω・`)「どうしたんだ?」

    ξ゚⊿゚)ξ「あれ……あれ……」

     ツンは小さく震えながら、部屋の中を指さしている。

     ハローの部屋に目をやると、
    ぶちまけられた赤色の中に、人のようなものが横たわっていた。


    124 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:31:37.88 ID:M0BI5SzD0
     悲鳴要員が足りないな、と僕は思った。

     僕たち6人の中に女は、ツンとクーだけである。
    ツンは第一発見者となっているし、
    クーはこういう場面に直面したとき息を呑む種類の人間だ。

     ここは女性の悲鳴で事件を盛り上げるべき場面なのだけれど、
    人選がなっていない。
    僕がショボンの顔色を伺うと、彼は僕と目が合い小さく苦笑した。

    ( ^ω^)「全員動かないでくださいお。
          これから僕が部屋に入り、中の様子を調べますお」

     内藤ホライゾンは僕たちにそう宣言し、
    コロンボコートのポケットからハンカチを取り出した。

    ( ・∀・)「死んでいるのか?」

     しゃがみこみ、ハンカチ越しに
    人のようなものに触れている内藤ホライゾンに声がかけられる。

     どうやら人のようなものはマネキンか何かのようで、
    男女兼用にしようと思ったのか、ハローより軽くひとまわりは大きかった。

    ( ^ω^)「残念ながら、亡くなっておられますお」

     立ち上がり、内藤ホライゾンはそう言った。


    127 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:33:20.76 ID:M0BI5SzD0
     嘘だろ、と独り言にしては大きな声で、僕たちはそれぞれ呟いた。

     内藤ホライゾンはハンカチをポケットに収め、
    僕たちの様子をゆっくりと見回した。

    ( ^ω^)「嘘ではありませんお」

     彼は丁寧な口調でそう言った。
    警察に電話するようツンに頼み、
    あまり現場に触れるな、と僕たちに命令する。

     これは、あれがなされるな、と僕は思った。
    本格ミステリにはなくてはならない要素であり、
    これがなくては第一の殺人が意味をなさない。

     僕は人のようなものの傍に立つ内藤ホライゾンを見守った。
    誰もが彼に注目し、あれがなされるのを待っている。

     あれは、探偵役にのみなせる業である。
    彼はこのためにいると言っても良い。
    なかなか実行しない内藤ホライゾンに疑問を抱き、
    僕は彼の全身をくまなく眺めてみた。

     内藤ホライゾンは、明らかに勃起していた。

    ( ^ω^)「これは、殺人ですお!」

     そして彼は、ここに殺人宣言をなした。


    128 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:34:53.56 ID:Wa/l35qC0
    なんか所々おかしいなwwww


    129 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:35:11.46 ID:VPE1t0v/O ?2BP(1001)
    勃起すんなww


    131 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:35:47.48 ID:M0BI5SzD0
     電話に走っていたツンが戻ってきた。
    彼女の息は乱れ、前髪が額に貼りついている。

    ξ;゚⊿゚)ξ「電話が、通じないの!」

     彼女は叫ぶようにそう言った。
    僕たちはにわかにざわめきだつ。

     どういうことだよ、とモララーが言った。

    ( ・∀・)「どこの電話を使ったんだ?」

    ξ;゚⊿゚)ξ「あたしの部屋の電話とリビングルームの電話、
          そして玄関ホールの電話よ。
          どれも通じないの!」

     ツンが早口にまくしたてる。
    モララーは小さく舌打ちし、
    なんなんだよ、と爪を噛みながら小さく何度も呟いた。

     落ち着こう、と自分にもそう言い聞かせるようにショボンが言った。

    (´・ω・`)「この吹雪だ、ひょっとしたら積もった雪の重さか何かで
         電話線が切れてしまっただけかもしれない。
         ブーンさんはああ言ったけど、
         ハローも他殺だったと決まったわけじゃあない。
         慌てても何も状況は改善されない。落ち着くんだ」


    133 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:37:07.50 ID:M0BI5SzD0
     血の臭いが充満したハローの部屋に入ると、
    人のようなものはうつぶせになっていることがわかった。
    マネキンと呼ぶにはあまりに造りが大雑把である。

     内藤ホライゾンは部屋の中をくまなく観察し、
    僕たちもなるべくものに触れないようにしながら辺りを見回した。

     ベッドの脇に置いてあるくず入れに、
    ビニール製のパックのようなものが多数放り込まれているのが目に付いた。

    ('A`)「『輸血用血液』、ね」

     僕はその表面に書かれた文字を黙読する。
    一応本物の血にしたということなのだろう。

     人のようなものは傷つけられていないので
    ハローの死因は不明だけれど、
    これだけ血が出ているということは、斬り殺されたか何かであるに違いない。

     人のようなものを観察していると、
    右手が指さすような形になっていることに気がついた。
    その先には、血と思われる赤で、文字のようなものが書かれている。

    boonpic_1303.jpg

    http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_1303.jpg

     ダイイングメッセージだ、と僕は皆に聞こえるように呟いた。


    136 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:38:54.49 ID:M0BI5SzD0
     グザイかな、とダイイングメッセージを見たショボンが呟いた。

    管理人注:「グザイ」←ギリシャ語のグザイ、クシー、クサイ、「ξ」のことか

    (´・ω・`)「力学で、応力やたわみを求めるときなんかに
         計算上使われる記号だね。
         僕にはそんな風に見て取れる」

    ('A`)「ハローはそれで何を伝えようとしているんだ?」

     僕がショボンにそう訊くと、
    そこまではわからないよ、と彼は答えた。

    ( ^ω^)「しかし、角度で見え方が異なりますお。
          確かに縦に見ればグザイに見えるけど、
          横に眺めれば筆記体で何か単語を書き殴ったようにも見えますお」

     内藤ホライゾンが、僕たちに割り込むようにそう言った。
    そんなのはどうでも良いよ、とモララーが声を上げる。

    ( ・∀・)「今大事なことは、ハローが死んで、
          俺たちは生きているってことだ。
          素人はしゃしゃり出ずに、
          警察を呼んで捜査してもらうべきだ」


    138 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:40:26.93 ID:M0BI5SzD0
     僕たちは一旦、リビングルームに戻ることにした。
    モララーが電話機を乱暴に扱っている。

    ( ・∀・)「くそ、なんなんだこれ。
          全然繋がらないじゃあないか!」

     だからそう言ったでしょ、と呟くツンにモララーは構わない。
    彼は受話器を電話機に叩きつけたり電話機自体を叩いたりしながら
    なんとか電話を繋げようとする。

     彼が電話機を持ち上げたところで、
    切断されたコードがぶら下がっていることに気がついた。

    ( ・∀・)「なんだこれ。切られてるじゃあないか!」

     モララーはコードの切断面を皆に見せながらそう言った。
    鬼気迫る表情で僕たちを睨みまわす。

    ('A`)「やめろ、モララー。
       僕たちがやったわけじゃあないだろ」

     モララーとのテンションの差を生むように、
    努めて平易な口調で僕は言った。
    モララーが僕に歩み寄ってくる。

    ( ・∀・)「なんだと、ドクオ。じゃあ誰がやったっていうんだ。
          ひょっとして、お前なんじゃあないのか」


    141 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:42:19.54 ID:M0BI5SzD0
     なんだと、と僕はモララーを睨み返した。
    僕たちは無言で睨み合う。

     しばらく経った後、
    その張り詰めた空気に仲裁を入れてくれたのはショボンだった。

    (´・ω・`)「やめろよ、喧嘩してる場合じゃないだろ」

     ショボンは僕たちの間に体を入れるようにしながらそう言った。
    モララーが大きく舌打ちし、踵を返して僕と距離を取る。
    彼はどっかりとソファに座り、大きくひとつ息を吐いた。

    (´・ω・`)「犯人は、きっと外部の人間に違いない。
         この山荘に忍び込み、ハローを殺して電話線を切ったんだ」

     さすがにあの状況からハロー自殺説を展開することは
    無謀だと思ったのか、ショボンは僕たちにそう言った。

     モララーが動く気配がなかったので、僕が代わりに反論する。

    ('A`)「でもさ、それならそいつは今どこにいるんだ?
       山荘の外か? それは無理だ。
       この吹雪の中外にいたら、そいつはそれで死んでしまう」

     この山荘の中か、とモララーが呟いた。
    探偵役でない僕たちに許された意見はこの程度のものである。

     内藤ホライゾンが口を開いた。


    143 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:44:18.79 ID:M0BI5SzD0
    ( ^ω^)「犯人は、外部の者ではありませんお」

     内藤ホライゾンはゆっくりとそう言った。
    何故だ、と僕たちから声が上がる。
    彼はそれに取り合わずにパイプを口に運び、深く呼吸をした。
    僕はまた煙草が吸いたくなった。

    ( ^ω^)「外部の者の犯行なら、
          犯人は僕たちの目を逃れるために
          山荘内を逃げ回っている筈ですお」

     内藤ホライゾンはそう言った。
    彼はパイプを持っていない左手を大きく広げ、
    勃起しながら演説を続ける。

     降る雪のせいで、僕たちの足音は残ってしまいますお、と彼は言った。

    ( ^ω^)「僕たちに見られなかった以上、
          犯人はハローさんを殺害した後一旦窓から外に出、
          再び山荘内に入り込んだと想像できますお。
          足跡を見ればわかる通り、
          逃げ回った形跡はありませんお」

     そう言うと内藤ホライゾンは大きくひとつ息を吐き、
    続けざまにパイプを吸った。
    僕はこのときはじめて気づいたのだが、彼の吐く息は透明だった。


    147 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:46:33.19 ID:M0BI5SzD0
     本物じゃないのか、と僕は思った。
    そういえば、内藤ホライゾンは幾度となくパイプを吸ってはいるけれど、
    一度として僕たちの前でパイプに火をつけていない。

     そして、煙草の葉のようなものをパイプに仕込む様子も見せていないのだ。
    僕はパイプを吸ったことがないので、その仕組みは正確には知らないけれど、
    まさか使い捨てということはないだろう。

     ホームズの帽子にコロンボのコート。
    そして手にはニセモノのパイプを握り、
    吹雪や足跡はCGのようなもので後付けするのかもしれないが、
    根拠の薄い推理で勃起しながら演説をする。

    ('A`)「こいつ、頭でもおかしいんじゃないのか」

     僕は心の中でそんな疑問を呟いた。
    無意識に右手がジャケットの内ポケットに伸びていたことに気づき、
    そこに煙草はないよと苦笑する。

     内藤ホライゾンはなおも演説を続けていたようで、
    僕は苦笑を表情からしまい込むと、彼の話に耳を傾けた。

    ( ^ω^)「犯人は、この中にいますお!」

     彼はそう言っていた。


    148 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:49:12.88 ID:M0BI5SzD0
     なんだって、と僕たちは声を上げた。

    (´・ω・`)「そんな、めちゃくちゃだ!」

     首を振りながらショボンがそう言った。
    内藤ホライゾンはショボンを見つめる。

    ( ^ω^)「少なくとも、その確率は高いですお。
          数日経てば吹雪も止むと思われますお、
          それまでお互いに見張って安全を確保しましょうお」

     内藤ホライゾンがそう言ったきり、沈黙が僕たちを支配した。
    僕がクーに視線をやると、彼女は僕を見つめていた。

    川 ゚ -゚)「そろそろ良いかな」

     彼女の目はそう訊いている。

     僕がクーに小さく頷いてやると、
    もう嫌だ、と彼女は大きく声を上げた。

    川 ゚ -゚)「わたしは今から車で麓まで降りて助けを呼んでくる!」

     待てよ、とモララーに声をかけられる。

    ( ・∀・)「お前の車はチェーン履いていないだろ。
          こんな天候の山道をそれで降りるなんて自殺行為だ」


    151 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:52:02.88 ID:M0BI5SzD0
    川 ゚ -゚)「それじゃあモララーは、
         このまま殺人犯とひとつ屋根の下にいることは
         自殺行為じゃないと言うのか?」

    ( ・∀・)「危ないって言ってんだよ」

     劇中でも恋人同士という設定なのか、
    彼らはありふれた言い争いをしばらく続けた。

    ('A`)「ここでクーが死ぬと、バランスが悪くなるな」

     それを右から左に聞き流しながら、僕はそんなことを考えた。
    クーが首尾よく死んだ場合、残されるのは男4人に女1人いうことになる。
    それほどミステリの知識が豊富なわけではないけれど、
    犯人候補の中に女が1人しかいなくなるという事態は
    僕にはイレギュラーなものに思われる。

    川 ゚ -゚)「もういい、わたしは行くって決めたんだ。
         止めないでくれ!」

     僕がクーに意識を戻すと、彼女は山荘を飛び出すところだった。
    待て、と声を上げながら、モララーはクーを追ってはいかない。

     僕たちは、クーが駐車場に走っていくのを窓越しに眺めた。


    153 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:54:14.18 ID:M0BI5SzD0
     駐車場に走り込むクーを視界に収めながら、
    なぜ30秒後なのだろう、と僕は疑問をもった。

    ('A`)「その間にトンネルを通って逃げるなら、
       トンネルを抜けた先に起爆スイッチのようなものを置けば良い筈だ」

     もしそれに30秒以上かかるというのなら、
    30秒後に爆発するのは極めて危険だ。
    そして30秒かからないなら、そうした方がタイムラグが少なく済む。

     考えれば考えるほど、僕には合理的な説明がつかなくなっていく。
    僕の視線の先ではクーがベンツに乗り込んでいた。

    ('A`)「スタントマンを使うわけでもない。
       僕たち出演者に大きな怪我を負わせたらあちらも大変だろうし、
       万一死なせでもしたら放送はできなくなってしまう」

     なぜ30秒後なんだ、と僕は小さく呟いた。

     僕たちの位置からは、車内の様子は見て取れない。
    トンネルの様子もわからない。

    ('A`)「本当に、クーは逃げられるのか?」

     僕はマンホールのような穴の存在を確認したわけではないし、
    助手席に備え付けられた扉のようなものが開くのかどうかもわからないのだ。


    158 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:56:39.43 ID:M0BI5SzD0
     クーは既にキーを回したのだろうか。
    爆発するまでの30秒間、彼女は何を思うのだろう。
    僕は際限なく思考の海に沈んでいった。

    ('A`)「そもそも、ハローは本当に生きているのか?」

     僕はそんなことさえ考えていた。
    ハローの部屋に横たわる人のようなものは、
    彼女より軽く一回りは大きな大雑把な作りのものだった。

    ('A`)「軽く一回りは大きいということは、
       ちょうど彼女を中に閉じ込めておける大きさだ」

     ぞくり、と僕の背筋を何かが走りぬけた。

     僕が内藤ホライゾンに目をやると、
    彼は僕たちの様子を真剣な表情で観察していた。
    僕がツンに目をやると、
    彼女は内藤ホライゾンをうっとりと見つめている。

     モララーとショボンは窓越しに駐車場を眺めている。
    馬鹿な考えだ、考えすぎだと僕は判断するけれど、
    僕の本能的な部分が恐怖を感じずにいられない。

     駐車場で、ベンツが爆発した。


    163 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 18:58:14.17 ID:M0BI5SzD0
     モララーが言葉にならない叫び声を上げた。
    窓に張り付くようにして外を見ている。
    爆発は思っていたよりも大きなもので、
    カローラは無事だろうか、と僕は頭の一部で考えた。

     内藤ホライゾンは静かに首を振っている。

    (´・ω・`)「車には細工がなされている。
         僕たちは完全に閉じ込められてるってわけだ」

     ショボンは、呟くように状況を説明した。
    その冷静な物言いが気に障った様子で、モララーが彼につっかかる。

    ( ・∀・)「お前、クーが死んだんだぞ。ハローもだ。
         なんでそんなに冷静でいられるんだよ」

     冷静なわけないだろ、とショボンは言った。

    (´・ω・`)「ただ、動揺してても状況は変わらない。
         僕たちはこれからの数日間を生き延びないといけないんだ」

    ( ・∀・)「それがむかつくって言ってんだよ。
         お前、不自然だぞ。お前が犯人なんじゃあないのか?」

    (´・ω・`)「その考えは馬鹿げている。
         それを言うなら、そうやって人をやたらと犯人呼ばわりするところは
         とても不自然だ。君こそ犯人なんじゃあないのか?」


    166 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:00:25.88 ID:M0BI5SzD0
     なんだと、とモララーがショボンを睨みつける。
    なんだよ、とショボンはそれを真正面から受け止める。

     役回りとしては僕が止めるべきなんだろうな、と僕は思った。
    しかし僕の体は動かない。
    僕の目は原型をとどめていないベンツを窓越しにいつまでも見つめ、
    頭の中では様々な思考が同時にループを繰り返している。

    ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、あんたたち、やめなさいよ!」

     いつまでも動こうとしない僕に業を煮やしたのか、
    ツンが2人の間に割り込んだ。
    僕はツンの姿を目に捕らえ、
    彼女の巻き巻きになっている金髪はグザイに似て見えるな、とふと思った。

    ξ゚⊿゚)ξ「落ち着きなさいって。
          ショボン、さっき落ち着けって言ってたのあんたでしょ」

    (´・ω・`)「僕は落ち着いてるさ」

     ショボンはツンにそう言った。
    モララーに掴まれた上着の乱れを整え、大きくひとつ息を吐く。
    モララーはひどく興奮して見えた。

    ( ・∀・)「くそ、なんだよお前ら。共犯なんじゃねーのか。
          そういえば、ツン、お前の髪型はあの記号に似ているな!」

     モララーは、ツバも吐かんばかりにそう言った。


    168 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:02:07.16 ID:M0BI5SzD0
     言った瞬間我に返ったようで、モララーは、
    しまった、という表情を顔に浮かべた。

     ショボンが心配そうにそれを見つめる。
    僕も内心息を呑んだ。
    その推理は、僕たちに許されたものではないかもしれないのだ。

     しかし、ツンや内藤ホライゾンに動揺は見られなかった。

    ξ゚⊿゚)ξ「なによ! あたしがやったって言うの!?」

     仲裁に入ったはずのツンがモララーにつっかかる。
    それでモララーとショボンは安心を得たのか、演技を再開した。

     モララーとツンが喧嘩腰になり、ショボンがそれを食い止める。
    内藤ホライゾンの様子を伺うと、彼は僕を見つめていた。

    ('A`)「お前が2人を殺したのか?」

     内藤ホライゾンと合った目を逸らさず、僕は心の中で呟いた。
    彼はそれに答えない。
    何か言ったらどうなんだ、と僕は思った。

    ('A`)「それとも、何も言えないだけなのか?」

     『答えられない』はひとつの答えになり得るのである。
    煙草を吸いたいな、と僕は思った。


    170 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:05:02.64 ID:M0BI5SzD0
     大きくひとつ息を吐き、僕はリビングルームを出ることにした。

    ( ・∀・)「おい、どこ行くんだよ」

     背後から声がかけられる。
    便所だよ、と僕は答えた。

    (´・ω・`)「一人になるのは危険だって」

    ('A`)「犯人はこの中にいるんだろ?
       それなら、お前らが一箇所にいる限り、それほど危険なことではない」

     一緒に行こうか、と提案するショボンを手で制す。

    ('A`)「お前が犯人だった場合のことを考えろよ。
       僕は便所では死にたくない」

     危険なことはわかっている。
    ひょっとしたら僕は、一人になった瞬間殺されてしまうかもしれない。
    しかし、僕は一人になりたかった。
    誰もいないところで考えを整理する必要があったのだ。

    ('A`)「それに、僕はおそらく殺されない」

     僕はそう考えていた。
    なぜなら、この殺人事件の犯人は、僕であると思われるからだ。


    172 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:06:35.54 ID:M0BI5SzD0
     僕は小便器に向かって放尿しながら、頭の中でアルファベットを並べた。

     中学校でアルファベットを習った際、教師はブロック体で書くよう勧めたが、
    僕が気に入ったのは筆記体の方だった。
    筆記体で書かれた文章はとても英語っぽく見えて、
    僕はそれが好きだったのだ。

     受験の英作文で筆記体を書くのは不利になり得るぞ、と
    忠告されはしたけれど、僕は依然として筆記体を貫いた。
    そんな部分で僕を不適格だと見なすような学校なら
    こっちの方から願い下げだ、と当時の僕は思っていた。

    ('A`)「"ve"と筆記体で綴ると、90度回転させたとき、
       ちょうどグザイのように見えるに違いない」

     僕はそう思った。
    そして、僕は"ve"に関する記憶がある。
    ハローとの思い出だ。
    ラドウィンプスの話をツンがハローとしていたときに漏れたのかもしれない。

    ハハ ロ -ロ)ハ「This makes "ve" sound again.
           (こうすると、『ve』の音が繰り返されるでしょ)」

     『おとぎ』を聴いたとき、ハローは僕にそう言ったのだ。
    "gave"を"give"の過去分詞として使うのはアメリカ英語にある使い方で、
    私たちイングランド人はこんな使い方はしないけど、と
    彼女は僕に英国人らしいプライドの高さを垣間見せた。


    174 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:08:25.40 ID:M0BI5SzD0
     第一の殺人事件があったとき、僕が到着したのは最後だった。
    これも僕が犯人役となったとき、トリックの成立を容易にする。

     たとえばハローを殺害した後窓から外に出、
    そのまま自分の部屋の窓から入って顔を見せたことにすれば良い。

    ('A`)「思えば、この面子で実際殺人事件があった場合、
       一番動機を用意しやすいのが僕なんだ」

     僕は小便器に水を流しながらそう思った。
    今まで死んだのはハローとクーだ。
    ハローに対する動機はでっちあげるより他にないけれど、
    クーは僕の元恋人で、僕は彼女に振られている。

     これから誰が殺されるかはわからない。
    しかし、僕からクーを奪っていったのはモララーであり、
    ショボンは僕の所属していた劇団の代表者だったのだ。
    それらしい動機はいくらでも挙げられる。

     内藤ホライゾンとツンは探偵役とその身内であり、殺される必要はない。

    ('A`)「第一、実際に殺人が起きているのだとしたら、
       彼らのどちらかが犯人なんだ」

     あるいは彼らの両方だ、と僕は思った。


    176 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:10:13.76 ID:M0BI5SzD0
     この一連の出来事は、思えば最初からおかしかった。

     30秒で爆発する車のこともそうだけれど、
    金も人脈もあるテレビ局がクーやツンのような素人を出演させる必要がない。
    山荘も僕が地図で確認した場所より山深くにあるし、
    ハローの部屋は見取り図で見たよりも僕たちの部屋から離れていた。
    僕が考えつくだけでこれだけの事実が挙げられる。

    ('A`)「あれは、あの部屋に入った者に抵抗されたとき、
       声が漏れないようにするためだったのではないだろうか」

     僕はそう考えた。
    考えれば考えるほど、ハローとクーは死んでいる方が自然なように思われる。

     それはとてもおそろしいことであるに違いないのにもかかわらず、
    ハンドソープを泡立てる僕の手が震えることはなかったし、
    鏡に映る僕の目は爛々と輝いているように見えた。

     簡潔に言うならば、現実味がないのだ。
    まるで何かゲームでもしているかのように思えてくる。

    ('A`)「その上、僕は、ひょっとしたらモララーを殺せるのかもしれない」

     鏡の向こうにいる僕に向かって、僕はそう呟いた。
    その言葉が耳に届いた瞬間、彼の口の両端がキュッと持ち上がるのが見えた。
    僕の心臓は激しく鼓動し、こめかみを血が駆け上っているのがわかる。

     煙草が吸いたいな、と僕は思った。


    178 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:12:09.02 ID:M0BI5SzD0
     僕はサリンジャーの代表作を思い出していた。

     ライ麦畑で子どもたちが遊びまわっている。
    そのライ麦畑は、少し行った先が崖になっていて、
    子どもたちはそれに気づかない。

     彼は少し離れたところからそれを眺め、
    やがて子どもたちの中のひとりが崖に落ちそうになると、
    彼はそっとそれを止めてやる。

     そんな人間になりたいと彼は言っていた。
    確か、そんな話だ。

     僕は主人公の名前さえ覚えていないが、
    その1パラグラフほどの長さの彼の台詞は、強く印象に残っている。

    ('A`)「この山荘は、ライ麦畑だ」

     少し行った先は崖になっている。
    皆はそれに気づかないのだ。

    ('A`)「あるいは、崖などないのかもしれない」

     僕はそれでも構わなかった。
    それならクーとハローは生きている。
    僕の馬鹿げた妄想が妄想のままで終わってくれるなら、
    きっとそれが一番望ましいことなのだ。


    183 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:14:09.22 ID:M0BI5SzD0
    ('A`)「僕はキャッチャー・イン・ザ・ライになる必要はない」

     それをもじって考えるなら、僕がなるのはウォッチャー・イン・ザ・ライだ。

     ライ麦畑の傍観者。僕は彼らを助けない。

    ('A`)「ただし、僕は彼らを殺さない。
       僕は殺人事件の犯人になるかもしれないが、殺人者ではない」

     ただ見ているだけだ。
    僕のどこに罪があるというのだろう。
    そこに崖があることを僕が知っているかどうか、確かめる術はないのである。

    ('A`)「だから、僕は、ハローの死を確認してはならない」

     僕はトイレを出ると、まっすぐリビングルームに戻ることにした。
    そこには4人の男女がいた。

     僕たち5人は、この山荘のルールに支配されている。
    それは、ミステリであるというルールだ。

     死ぬ流れになった者は、死ぬ。殺される。
    その流れは僕たちによって作られているのである。

     すっかり太陽は沈んでしまい、駐車場は窓から見えなくなっていた。


    188 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:16:42.81 ID:M0BI5SzD0
    (´・ω・`)「暗くなってしまったな。これからどうしよう」

      僕たちは、発言したショボンに注目した。
    彼は大きくひとつ息を吐き、ゆっくりと台詞を繋げていく。

    (´・ω・`)「正直なところ、
         僕はまだこの中に犯人がいるなんて信じられないんだ。
         用心はしなければならないけれど、
         ガチガチに緊張する必要を感じない。
         全員ここで過ごすことを前提に、行動は自由にして良いと思う」

      誰か反対する人いる、とショボンは僕たちを大きく見渡す。
    誰も反論したりはしなかった。

    ( ^ω^)「それで良いと思いますお。
          こうして一箇所にいる以上、犯人もうかつには動けませんお」

      殺人をこれ以上重ねさせないことは可能ですお、と内藤ホライゾンは言った。

      さほど考えることなく、モララーはそれに頷いた。反対意見はでてこない。
    かなりの時間を緊張下で過ごした様子のショボンが大きく背伸びをすると、
    良い音で関節が数箇所鳴り、モララーを除く僕たちの表情を少し和ませた。


    191 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:19:25.50 ID:M0BI5SzD0
    ( ・∀・)「反対はしないが、俺は実際この中に犯人がいると思っている。
          吹雪が収まったら必ず警察に引き渡してやるんだからな!
          犯人は、それまで、せいぜい覚悟でもしてろ」

      彼は全員を一通り睨みつけ、そう言った。
    僕はそれに頷いた。

    ('A`)「それで良いんだ。
       僕たちは素人なんだし、あまりでしゃばらない方が良い。
       僕たちにできるのは、用心し、吹雪が収まるのを待つことだけだ」

      自分の命は自分で注意して守るしかないんだ、と僕は言った。
    多分、モララーはこの発言を伏線のように感じ取ってくれることだろう。
    彼の優秀さに疑いの余地はなく、僕は信頼を置いていた。

      選択肢は無数にあるのだ。
    選択肢の数を減らし、彼がひとつの選択をする流れにもっていく。
    僕にできるのはそのくらいのことであり、また、そのくらいがちょうど良かった。

      よくよく考えると、僕にそれほど強烈な殺意があるわけではないのである。
    かつてもそうであったように、僕はそれほど大きな憤りを抱いてはいない。
    全ては、この、VIP山荘の状況なのである。それが、僕にそうさせるのだ。


    198 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:22:59.81 ID:M0BI5SzD0
    ('A`)「乱暴な言い方をするならば――」

      死のうが死ぬまいが、僕にとってはどちらでも良いのである。
    死ぬかどうかを僕が自由にできるのならば、どうぞ彼には死んでいただきたい。
    その程度の殺意に過ぎない。

    ('A`)「僕はライ麦畑でつかまえない。
       といって突き落とすわけでもない。
       少し誘導はするけれど、落ちるかどうかは彼が選択することだ」

      できれば落ちて欲しいけどな、と僕は思った。

      あるいは、モララーが落ちなかった場合、僕は激しく後悔するかもしれない。
    あるいは、僕は、彼を突き落としたくてしょうがないのかもしれない。

    ('A`)「しかし、僕はこの程度の殺意しか抱けない種類の人間なんだ。
       取るべき行動を知っていても、思うように取ることはできない。
       がむしゃらというのが苦手なんだ」

     それで構わないさ、と僕は小さく呟いた。
    もうじき夕食の時間となるだろう。

     辺りをぼんやり眺めていると、僕はツンと目が合った。

     彼女はそのまま目を逸らさず、僕に小さく微笑んだ。


                                               お
                                               わ
                                               り


    200 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:23:47.29 ID:1dNM/0nY0
    ええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!


    202 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:25.50 ID:D+qxzi1mO
    ……乙?


    203 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:26.61 ID:9SwUkxsSO
    お、つ?


    204 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:26.73 ID:hZHaKip10
    ちょww


    205 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:27.56 ID:Wa/l35qC0
    いやこの終わりでいい


    206 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:32.74 ID:XsbEMADaO
    おわり!?


    207 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:24:51.26 ID:TGz1JklOO
    乙?


    208 : ◆U9DzAk.Ppg :2007/12/07(金) 19:25:26.84 ID:M0BI5SzD0
    投下は以上です。
    支援くれた人、読んでくれた人、
    乙くれた人くれる人ありがとうございました。

    丸い部屋を読んで、俺もやりたくなりました。
    後悔はしていない。


    今夜も新人合作あるので、そちらもよろしくお願いします


    209 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:25:29.13 ID:HOOvQyd8O
    ええええええええええええええええええええええええ


    210 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:25:45.62 ID:1dNM/0nY0
    いやはや、なんかやってくれそうな雰囲気だと思ってたら思いっきり一本とられたわ


    211 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:26:22.32 ID:jF608Riq0
    良作乙

    締め方ウメェwwwww



    212 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:27:44.76 ID:HOOvQyd8O
    続きが気になるんだが
    久々にいいもんみた
    乙!


    213 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:27:49.39 ID:qxlEoIfB0
    おいwwwwwまじかよwwww


    216 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:29:26.92 ID:blZoZGEHO
    この終わり方は評価されないだろjk


    217 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:29:31.58 ID:0CF7YrKKO
    締め方はいいが続きが気になって堪らない、どうしてくれるんだ!

    面白かった、乙ー


    218 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:30:32.12 ID:O+hQV6OJ0
    ええええええええええええええええ


    215 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:29:06.94 ID:Jr4VxHmz0


    花束です
    まとめさせてもらってもよろしいでしょうか?


    225 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:34:43.50 ID:M0BI5SzD0
    >>215
    どうぞ。
    俺の作品は確認取らずに好きにしてくれてかまいません


    214 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:28:11.61 ID:hZHaKip10
    乙!
    まとめさせてもらっても?


    219 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:32:08.54 ID:M0BI5SzD0
    >>214
    もちろんです。
    よろしくお願い致します


    出かけますが、
    落ちるまでは携帯で見るので質問や俺に言いたいことがある方はどうぞ。

    これからしばらく忙しくなるので、
    おそらく寒いうちは何も書けないと思います。
    魔王の人に倣って軽く作品を振り返ろうと思っていたけど、時間がないww


    220 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:32:50.76 ID:J/eknXSe0
    くそ!楽しみでしょうがない

    終わり方はへぼくてもいいから完結させてくれw


    223 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:34:13.46 ID:TGz1JklOO
    続きは>>1で、モララー死亡
    ドクオは目的果たしてハップー、でおk?



    229 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:37:16.58 ID:M0BI5SzD0
    >>223
    おk。

    一応ブーンとドクオの1対1とそのときのやり取りは考えていたんだけど、
    俺の筆力ではここでやめるのが一番きれいになるかな、と。

    ではパソコンからは以上です。
    ありがとうございました


    221 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:33:25.09 ID:O+hQV6OJ0
    いやたしかに丸い部屋は面白かったが
    そういう終わり方しちゃいけないたぐいの話だろこれ!?www


    222 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:33:36.71 ID:0Lk6+xhyO
    脳内補完しゅりゅ
    乙でした!


    224 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:34:35.98 ID:5ZfOcU5cO
    たて読みすげえwwww



    226 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:35:03.91 ID:Ygm/wt7ZO


    ここで終わりかよwwww


    228 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:36:07.42 ID:Wa/l35qC0
    >>219
    乙 良い短編でした
    縦読みは言われて気づいたけど
    謎解きはこの話の本質では無いと解釈した



    227 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:36:06.53 ID:0Lk6+xhyO
    >>219
    最初はドックンの一人称何で「僕」?と思ったけど
    段々それで良かったと思えた
    ふいんき(ry凄く好きです!他に作品あったら教えてほしい


    230 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:38:03.58 ID:3Wok368rO
    乙です

    何か一冊オススメの本があったら教えて下さい


    239 : ◆U9DzAk.Ppg :2007/12/07(金) 19:50:09.61 ID:EotqInaQO
    >>227
    ブーン速!さんで
    ドクオは樹海行きの切符を買うようです
    ドクオはクーと暮らすようです
    をお世話になっています。
    新人合作にも参加しました

    >>230
    伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』買っとけ。
    パーじゃないよ!


    240 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:50:50.16 ID:Wa/l35qC0
    >>239
    めろん涙目wwww


    241 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:55:26.57 ID:aGAp6K350
    >>239
    なんというめろんいじりwwww


    242 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:56:33.14 ID:3Wok368rO
    >>239
    ありがとうございます!

    後で買いに行ってみます

    がんばって下さい


    231 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:38:38.58 ID:OZv3Zq/h0
    この終わり方だとドックンしんじゃったのかな…て思ってしまう!


    232 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:39:30.07 ID:qxlEoIfB0
    縦読みって?


    235 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:41:25.32 ID:0ruQeQQ/O
    >>232

    最後の3レス


    236 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:45:52.91 ID:qxlEoIfB0
    >>235 

    俺には難易度が高すぎるのかもしれん


    237 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 19:48:07.33 ID:0CF7YrKKO
    >>236
    ヒント:段落の始め


    243 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 20:05:00.37 ID:ordD6Dqd0
    どこがたて読みなのかわからん


    247 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 20:29:32.93 ID:mQTej0LS0
    少しわかったが最後の2行がわからん  


    248 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 20:32:35.23 ID:TGz1JklOO
    >>191なら




     彼
     は





     自
     分
     の

     選
     択
     に

     よ
     つ
     て




    250 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 20:45:30.68 ID:BxnxtTGA0
    >>188
    >>191
    >>198


    253 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 20:55:43.41 ID:zgk5/WV40
    なんという縦読み
    こういうの見つけたときってなんかゾクッとする


    255 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 21:17:38.89 ID:JLzWZj4oO
    楽しかった。
    ある閉ざされた雪の山荘でに酷似してるね。


    256 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 21:34:35.24 ID:up4Cs/Qk0


    おもしろかたよ


    258 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 22:01:25.76 ID:dV2yaRAVO
    (,,゚Д゚)いいね~!!!!!乙だゴラァ!!!



    259 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 22:14:45.84 ID:R6hU1aSt0
    乙!!
    おもしろかった
    落ちるところを見たい気もするが、これはこれで良いな


    261 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 22:28:28.01 ID:x9Z8EWJNO
    丸い部屋で
    縦読みするんだなとはすぐ分かったけど携帯からだと無理だw

    ともかく>>1乙
    そしてまとめに期待


    264 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 23:24:08.32 ID:24qnSQuRO
    面白がったがライ麦畑で捕まえてを出されるのは正直イラっとした


    265 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 23:28:44.84 ID:8/YFsZF40
    これは今年のブーン系で最高だな


    267 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 23:42:18.10 ID:5ZfOcU5cO
    乙!


    270 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 23:49:52.58 ID:1dNM/0nY0
    携帯で立て読みするのは無理なんじゃ…


    273 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 23:53:33.80 ID:5ZfOcU5cO
    >>270
    つAAS
    http://info.2ch.net/wiki/index.php?AAS%2FAscii%20Art%20Scope


    276 :名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/08(土) 00:39:11.16 ID:1GIAk5zW0
    今年一番かもしれん













    縦読みは
    >>188
    >>191
    >>198
    のレスのセリフじゃない部分の、空白も含めて左から二文字目
    なんて書いてあるかは反転↓

    僕は誰も殺さない 彼は自分の選択によって 死ぬのである
    最後の四行があまるけどたぶん関係ない?かな?

    ブーン小説ってあんま読まないけどこれはスレタイに惹かれて読んですまった
    しかし最後は・・・・(;^^)

    もっとブーン系読みたい人は
    ブーン速! とか 蛇屋 などでよく取り上げられてるようですよ
  •  | 2ちゃん;ネタ | 【2007-12-08(Sat) 15:51:40】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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